東京都美術館 【BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン】

お堅い美術館のイメージにそぐわない、BENTO—Design for Eating, Gathering and Communicatingと言う、お洒落なタイトルと、身近なお弁当の存在に惹かれ、上野へ参上した赤いタヌキで御座います。上野駅から、動物園へ向かうファミリーの大群に紛れながら、東京都美術館を目指していると、外にこんな宣伝を出している気合の入れよう。

と、思ったのですが、おべんとう展はギャラリーA・B・Cと言う地下の小さなイベントスペースでの展示でした。すっかり忘れていましたが、現在の東京都美術館 のメインは没後50年藤田嗣治展でした。さすがのお弁当もレオナール・フジタには勝てませんね。

中はほぼ撮影禁止で、唯一OKだったのは、「発酵デザイナー」小倉ヒラクさんのみでした。

一番印象的だったのは、江戸時代のお花見のお弁当を完全再現した展示。とっても華やかなお弁当のおかずラインナップでした。現代人よりもはるかに豪華なお花見弁当食べていたんですね…。

そして、お弁当を交えた家族のエピソードや、お弁当にまつわる様々なシーンの写真が印象的でした。こじんまりとしたスペースなのであっと言う間に見終わってしまいました。

参加体験型の展覧会という売りのもと、【五感で体感！おべんとう】という音声を聞きながら鑑賞するというブースもありました。

残念ながら、こちらの展示は3分で離脱してしまった、赤いタヌキ。飽きっぽい正確だから、ひとつの展示を数分の解説を聞きながら楽しむスタイルは合っていないようです。(解説が30秒くらいならいいのですが…)

おべんとう展は、誘導サインの面白いデザインに目が行きました。思わずパシャリ。

最後に、展示会と言ったらお楽しみは最後の物販！と思いきや、あまり力が入っていませんでした。非常に珍しく、何も買わずにスルーしました。美術館って結構お役所仕事な雰囲気を感じるのは私だけでしょうか…。

キャラ弁の展示会が開催されることに期待★☆★