タヌキお寛ぎ~あかいタヌキの生活~

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【新国立劇場 中劇場】東京オペラ・プロデュース「ルイーズ」を鑑賞するの巻

三連休の初日9月22日(土)初めて本格的なオペラ鑑賞をしました。オペラ自は、高校に来てくれた藤原歌劇団以来10年以上。(当時の演目すら覚えていない…)

そもそも、初台駅ってアクセス悪いよね…とな何とか思いましたが、新国立劇場初台駅から直結なのはとても有難や、でした。

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新国立劇場の中の、劇場案内がとっても分かりやすくて親切。初めて訪れましたが、迷わず中劇場まで辿り着けました。上のフロアにはバレエの衣装が多数展示されていて、ゆっくり見る時間がなかったのが残念でした。遠目から、あれはシンデレラの衣装かな?とか、眺めていました。

演目のルイーズは、シャルパンティエという作曲家の作品ですが、まったく知らなかったです。オペラって、カルメン、椿姫、蝶々婦人、魔笛、コウモリ…くらいしか、聞いたことがないよ!

詳細は、ウィキペディアをご参照⇒⇒ルイーズ (オペラ) - Wikipedia

もんそいザックリなあらすじを説明すると、ルイーズが自称詩人のニート彼氏との結婚を両親に反対されて、駆け落ちしてパリに行っちゃう話しです。

第一幕は恋人と愛を語り合っていたところを母に見つかり、その後の夕食で家族喧嘩勃発。←そもそも、家の前でイチャイチャしてるから見つかるんだって!と思わず突っ込みたくなる。苦笑

第二幕では、お針子として働くルイーズの職場に彼氏のジュリアンが来て、駆け落ちする。←ルイーズが“気分が悪いから早退したい”と出て行く時に、駆け落ちと分かっているお針子仲間の女性陣が“お散歩に出掛けたわ!”と叫ぶところが、女子校っぽいノリで好き。

第三幕は、駆け落ち後パリでラブラブ生活を謳歌していた二人のもとに、ルイーズの母が父親の病気が酷いから戻ってきてくれと連れ戻しにくる。←この文字どおり幸せ!幸せ!の愛を謳うイチャイチャラブラブのシーンがやたら長い!!!

第四幕は、恋人のところに戻してくれないお父さんVSルイーズの大喧嘩。結局ルイーズは再び出て行ってしまい、“パリめ!”という悲痛なお父ちゃんの叫びで閉幕となります。←自分から連れ戻しておいて、口論でヒートアップしてうっかり“出てけ!”って言っちゃったお父さんが残念すぎる。><

開演~閉演は約3時間30分。約1時間ごとに休憩が入るのは、バレエと一緒ですね。各幕の間にお酒や軽食を楽しんだり。こういう時のコーヒーが紙コップではなく、わざわざ陶器なところが、社交場な雰囲気を演出します。(演出者のご家族がご贔屓のお客様に挨拶に回ったりしているところとか。)若い人は見事に声楽科の学生さんばっかりでした。

ルイーズの両親は終始一貫二人の恋に大反対ですが、最後までジュリアンの両親が出てこないので、なんちゃって詩人の彼の生活費はどこから出ているの?という疑問が最後まで残りました。

全幕フランス語にちゃんと日本語訳がふられているので、最後まで飽きることなく鑑賞しました。声楽の世界は分かりませんが、久し振りの生オーケストラが聞けて嬉しい。それから、とにかく女性キャストの衣装がクラシカルで可愛い。

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プログラムは一部500円で販売されていました。どなたか歌手の方で、アイドル並みにグッズ販売が盛んな出演者さんも…!

オペラ初心者でも思いのほか楽しめる公演でした★☆★