タヌキお寛ぎ~あかいタヌキの生活~

みどりじゃないよ。あかいタヌキの趣味ブログ。

【そごう美術館】薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエ―究極の美を求めて―

そごう美術館を目指して、はるばる横浜駅まで遠征したあかいタヌキ。地味にお家から片道1時間と遠い横浜。それも、全て【薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエ―究極の美を求めて―】のために!

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※写真はそごう美術館公式サイトからひっぱりました。

そもそも、ロシアのイメージが強いバレエですが、イタリア生まれ・フランス育ち・ロシアでブレイクという歴史がまず意外。そして、昔のロシアの有名なバレリーナアンナ・パヴロワの資料も多数展示されると知り、やってきたわけです。

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美術館といっても、横浜そごうの中にある催し会場のようなところです。休日ですが、とても空いていたので展示会入り口の写真をパチリ。

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バレエのチュチュも入り口に展示されていました。バレエ衣装って、本当に女の子の憧れが詰まっていて、可愛い。展示会場内は撮影禁止でした。

Kバレエカンパニー熊川哲也さんはもちろん存じあげているのですが、実は、薄井憲二氏を知らなかった。そして、レオナール藤田こと、藤田嗣治氏が白鳥の湖の舞台美術を手掛けていたことも初めて知りました。藤田氏が描いた草案が舞台公演中に盗まれるって凄い時代。バレエ向きではない舞台でも、美術に工夫をすることで、背景に奥行きをあるように、観客席からみせる手法はとても驚きました。

バレエって、昔は踊り子にパトロンがついていて、水商売的な要素があった。それは、西洋画の展示会でたびたび解説されているので知っていました。しかし、舞台から近いけれど、鑑賞には不向きな席がなぜVIP席とされていたのか。はたまた、実際に金持ちの男たちがどのバレエダンサーの女の子のスポンサーをしようか品定めをしている図は初めて観ました。

そして、牧阿佐美バレヱ団白鳥の湖、眠れる森の美女、くるみ割り人形の舞台衣装展示けではなく、実際の公演の見せ場を集めたシーン動画に釘付け。黒鳥の回転シーンはいつ見ても目を見張る。なにより、ベタだけれども、一番好きなくるみ割り人形は観ていて楽しい。ちょうど12月ということもあり、矢張りクリスマスの時期は、くるみ割り人形のあの明るい音楽が聴きたくなるものです。なお、特に好きなのは足笛の踊りと、中国の踊りフィギュアスケート浅田真央さんが、シニアデビューの年のフリーの演技で金平糖の踊りと花のワルツを選曲したプログラムも好きでした。(今回の展示会には関係ないのですが)

ここまで読んでくださった方は何となくお気づきかと思いますが、あかいタヌキはバレエ経験者ではございません。ただし、中学生・高校生の時に松山バレエスクールにお友達が通っていて、年に2回のバレエ発表会によく足を運んでいました。なので、バレエの音楽や衣装、有名なバリエーションを観るのは大好き。

残念だったのは、展示会の物販にあまり力が入っていなかったこと。せっかく、はるばる横浜まで遠征でしたのですから、記念が欲しい意地でボスとカードを購入。

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ポストカードもやっぱりくるみ割り人形。2018年12月26日(水)~【写真展 英国ロイヤルスタイル】の招待券をいただけました!これは嬉しいプレゼントです。

 

久しぶりに、くるみ割り人形の曲を聴いたから、11月末に公開された映画「くるみ割り人形と秘密の王国」がとても観たくなってしまった★☆★